"シンガー・篠崎愛"にインタビュー〜NY修行の成果と1stアルバムへの想い

2015.12.09 10:00

グラビアアイドル、タレント、歌手と多彩な顔を持ち、活躍を見せる篠崎愛。2015年4月、1stシングル『A-G-A-I-N』で念願のソロ歌手デビュー、11月には2ndシングル『ヒカリ』リリース、そして12月9日、1stソロアルバム『EAT 'EM AND SMILE』をリリース。そんな篠崎さんの「歌手」としての活動にフォーカス。

今回は、2ndシングル『ヒカリ』のミュージックビデオ撮影の舞台にもなったニューヨークでの歌手修行について、そして1stアルバム『EAT 'EM AND SMILE』リリースを迎えたまさに今の心境を篠崎さんに伺った。『EAT 'EM AND SMILE』は篠崎さん自身が歌いたいと思った曲を厳選した全8曲収録。"「素の篠崎愛」=「唄」と「喰」"をコンセプトに、篠崎さんの素顔を引き出すべく制作された。

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■「届けたい」という気持ちがより強くなった、ニューヨークでの経験

--2015年4月にソロシンガーとしてデビュー。以前は「AeLL.」というグループでも活動されていた中で、改めてソロでデビューしたときの心境は、どのようなものでしたか?

篠崎:
すごくワクワクする気持ちと不安な気持ちと、両方でした。グループだとやっぱり仲間がいる安心感もあるんですけど、ソロだとやっぱり全部一人でやらなきゃいけないので。

--元々、歌手活動をしていくにあたっての憧れ、理想像などもお持ちだったんですか?

篠崎:
元々、歌手を目指すきっかけになったのはモーニング娘。さんに昔からすごく憧れていたことですね。(理想像としては)ソロでデビューするにあたって、自立した女性像みたいなものに憧れていたので、"強い女性"としての部分を出していきたいと思いました。
グラビアが癒しだったりとか、ふんわりとしたイメージだったとしたら、歌手としてはカッコいい感じも出していけたらなって。

--11月にリリースされたシングル『ヒカリ』のミュージックビデオの舞台はニューヨークですよね。こちらも、強い女性・カッコいい路線を突き詰めようという思いもあってですか?

篠崎:
歌手としては新人だし、一人の歌手としてよりステップアップしていきたいなという気持ちもあって行こうと決めました。やっぱり一流の歌手の人たちを生み出している街というイメージもあったので。
(ミュージックビデオは)駅の構内とかでも撮影したんですけど、駅の中でもボイスパーカッションしている人とか歌っている人とか、クオリティがすごいパフォーマンスをしている人がいっぱいいて、すごく印象的でした。

--ミュージックビデオでは街中でのパフォーマンスの模様も収められていて、歩いている方も足を止めて下さったり、声を掛けて下さったりすることもあったと思うんですが、印象に残っている反応はありますか?

篠崎:
すごく印象的で感動したのが、すごく小さな男の子がチップを入れてくれたことです。日本語だし、バラードだし、何を歌っているかはきっと分からないと思うんですが「何か伝わったのかな」って、すごく嬉しかったです。あとはタクシーに乗ってる時とかもオフショット的な感じで映像を回していたんですが、運転手さんが「すごくいい声だね」って褒めてくれて。
日本だと結構「いいな」と思っても直接言わないことってあるじゃないですか。ただ向こうにいた時は、何か思ったらすぐに言ってきてくれる感じがすごくいいなと思いましたね。
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NYで撮影された2ndシングル『ヒカリ』ジャケット

--ファンタジスタ歌麿呂さんがアート・ディレクションを手掛けた、着物をモチーフにした衣装も印象的ですよね。

篠崎:
そうですね。やっぱり海外だし、地味だと埋もれちゃうと思ったし、ちょっとセクシー目に行こうかと思って。かんざしも派手目に二個くらい差したりして。けっこう反響も良くて、「Beautiful!」みたいな感じで言ってきてくれたり、「一緒に写真撮ろう」と言ってきてくれた人もいたし。

--ちなみに、滞在中はどんな生活をされていたんですか?

篠崎:
忙しくて覚えていないくらいなんですが、ずっと撮影したり、打ち合わせしたり...あとは、ずっと食べてましたね(笑)。フライドポテトが美味しすぎて、ずっと片手にポテトを抱えている感じでした(笑)。

--ちなみに後ほど「テクノロジー」に関してのお話も伺うので、それにも関連して。ニューヨークにいた時によく現地で使っていたアプリとか、印象に残ったサービスなどはありましたか?

篠崎:
何か現地で特別新しいものに触れる機会はなかったですが、Snapchatというアプリを入れていて、よく使っていましたね。リアルタイムですぐに撮って文章とかもつけられるじゃないですか。それがいいなと思って、周りでやっている人はまだ3人くらいしかいないんですけど、よく現地から送っていました。海外に行ってもその場の感じをすぐに伝えるには便利だなって思ってました。

--そんなニューヨーク滞在を経て、気持ちの変化のようなものはありましたか?

篠崎:
度胸はちょっとついたかなと思います。やっぱり、全然知らない異国の地で日本語の歌を歌うのは度胸がいるし。路上でパフォーマンスしたりして「届けたい」とか、色んな気持ちも強く出てくるようになって、自信にもなりました。
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■「歌を聴いてほしい」という想いを表現した、1stアルバムのアートワーク

--そして今回、ソロシンガーとしてのファーストアルバム発売に対しての想いを聞かせて頂けますか。

篠崎:
やっぱりすごく嬉しいですね。本当に。今回、ジャケットがあえてシンプルに、真っ白なんですが、これは歌こそを聴いてほしいなという気持ちを込めたんです。
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1stソロアルバム『EAT 'EM AND SMILE』ジャケット(通常盤)

--スマホを表に向けると音が聴こえずにビジュアルだけ、裏返すとビジュアル(画面)が見えずに音が流れるというスマホ・ミュージックビデオ 「LISTEN TO AI SHINOZAKI」も面白い取り組みですよね。

篠崎:
これもジャケットと同じで、歌を聴いてほしいなという思いを込めています。画面が見える状態では私の映像、裏返して画面が見えなくなると曲を聴くことが出来る。どちらも私なんですけど、今はあえて裏返して歌を聴いてもらえたら嬉しいですね。
でも、こんなことできるんだって私も驚きました。世界初だそうで、その初めてが私で嬉しいし、こういう表現の仕方が出来るのは楽しいなって。

--ブックレットでは食べているシーンの写真もありますが、これはやはり「素」の部分に近い、という現れですか?

篠崎:
そうですね。私はとにかく歌っている時と食べている時が一番幸せなんです(笑)。今回のアルバムのコンセプトは「素の篠崎愛」なんですが、つまり「唄(歌)」と「喰(食)」がテーマなんです。曲も、色んなジャンルの曲を入れさせてもらっていて。色んな私の面をこのアルバムで感じてほしいし、素の篠崎愛を聴いて、見てほしいですね。

--ちなみに、普段はどんな音楽をよく聴きますか?

篠崎:
普段はK-POPが多いです。私、かわいい人がダンスをしているのを見るのが好きなんですよ。例えば少女時代さんとか。
実は今回のアルバムでも踊る曲が何曲かあるんですけど、楽しいなと思いましたね。

そんな篠崎さんは2015年、オキュラスリフトを使った強刺激体感型ゲーム"ONI- GOKKO"の体験、クラウドファンディングで話題を集めた「篠崎愛AI化」プロジェクト、「テクノロジーと音楽で、未来を届ける」をテーマに行われた「POST@岐阜」や「TOKYO BASEMENT JACKS!!!」への出演など、様々な企画やイベントにも登場した。続編「テクノロジーに愛されたアイドル・篠崎愛の2015年」では、幅広い活躍を見せる篠崎さんと「テクノロジー」の関係についてお届けする。

取材・文:市來孝人

SENSORS Managing Editor
PR会社勤務ののち、かねてより旅行でよく訪れていたロサンゼルスに在住。帰国後、福岡やシンガポールのラジオDJ、東京でのMC・ナレーター、ライターとして等の活動を経てメディアプランナーとして活動中。また、タレント・企業トップなど個人に特化したPR・ブランディングにも携わっている。

Twitter:@takato_ichiki
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