シアトル発「カリスマブラザーズ」が語る、YouTuberという職業の魅力

2016.10.18 12:15

シアトルを拠点に誕生した「カリスマブラザーズ」。カリスマ 一号ジロー(以下J)/二号ジョージ(以下G)/MINO(以下M)の3人組YouTuberだ。 優れた英語力とダイナミックな企画、さらには個性的な3人各々のキャラクターが注目を集め、現在チャンネル登録者数は38万人を超える。 海外に住んでいるからこそ感じる日本におけるYouTuberという職業のあり方や、カリスマブラザーズならではの企画発案方法、さらには今後の展望について語ってもらった。

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■新しいことにチャレンジするためYouTuberを始めた 約2年前を振り返る

--まずは、どうしてYouTuberになったのですか?

G:
海外で生活するうちに「何か新しいことを始めなきゃ」と思ったからです。 もしこのまま就職活動をして会社員になっても、安定した人生は自分にはあってないなと思ったので。起業するかも悩みました。 そんな中、新しいこと始めるなら仲良いMINOに相談しようと思って、車で一時間半かけて相談しに行った時YouTuberという案を急にもらって(笑)。
M:
もともと3人は仲が良かったので、せっかく働くなら普通のことやりたくないよねという話をよくしていたんです。 インターネットをプラットホームにした面白い仕事って何だろう?と考えたら、すぐに浮かんだのがYouTuberでした。 俺が「YouTuberやってみたら?」って2人に提案した翌日にはカメラを買いに行ってましたね。

カリスマブラザーズ MINO

日常会話で活躍する英語の使い方などを多く投稿していた初期の頃に比べ、現在はドッキリ企画や実験企画も増え、さらにはサブチャンネルが開設されるなど様々な変化を遂げたカリスマブラザーズ。活動開始から2年間の苦悩と成長を聞いた。

--動画を投稿し始めて約2年。最初のころの活動を振り返ってみて思うことや、変わった部分などございますか?

G・J:
最初は本当辛かったです!毎日辛かった!
J:
誰も見てないし反響もないのに、何時間もかけて企画を考えて撮影をして、編集をする日々がとにかく辛かったです。
G:
今となってはすべていい思い出ですけどね(笑)。

カリスマブラザーズ ジロー

J:
ただ、毎日二人で編集をしていたので編集技術は伸びました。最初はアドビ・プレミア プロ(Adobe Premier Pro)を使っていて、今はファイナルカットプロX(Final Cut Pro X)を使っています。 投稿し始めた頃は一本の動画を上げるのに6時間くらいかかっていましたが、今は2時間くらいで完成させられるようになりました。

--ここから勢いづいたな!と思ったきっかけなどございますか?

G:
東海オンエアさんというYouTuberとのドッキリコラボ企画をやってから、一気に登録者数が伸びました。 最初はドッキリのやり方すら分からなかったんですが、同世代の売れているYouTuberの力を借りて新しい企画に挑戦できたのはかなりいい経験でした。
M:
YouTuberのいいところの一つに、気軽にコラボができることも挙げられると思います。勢いのある仲間の力を借りていいところを盗むのも時には大切ですし、売れている人は企画力や編集力を持っているのでコラボをすると刺激をもらえます。

カリスマブラザーズ ジョージ

■解散危機も!?ネタ会議を通してより質の良い企画を考える

--カリスマブラザーズの皆さんはどのようにして企画を考えているんですか?

G:
実は僕たち数ヶ月前に解散危機ってくらい激しい喧嘩をしたんです。 その原因が「企画」でした。3人が各々に企画を出してそれを順番にこなしていくやり方だったんですが、そうするといつの間にか自分以外の人の企画に不満を持ったり、「俺は面白いと思わないけどな・・・」みたいなモヤモヤが出てくるんです。 3人全員それがたまり始めて、いわゆる方向性の違いというやつで思いが爆発しました。全員に妥協があったり、心のどこかで納得していなかった思いが雪だるま式に膨れ上がってついに喧嘩するまできてしまったんです。
M:
元から仲良かったのに、気づいたら芸名としてししか会話をしなくなって、いつの間にかギスギスして起こったあの喧嘩は本当辛かったですね。 でも、今思えばその喧嘩があったからこそ風通しはかなり良くなりました。
J:
全員の思いを打ち明けあって、月に1度はネタ会議を必ず開くようになりました。 そこからは登録者数も順調に増えて、現在チャンネル登録数は38万人を超えています。

--海外を拠点に活動しているカリスマブラザーズの皆さんは日本のYouTuberの方々との交流はありますか?

G:
UUUMという事務所に所属しているので、日本の有名なYouTuberの方々の多くとはお仕事させていただいています。
M:
YouTuberになって良かった理由の一つは、会ったことないくらいの天才に会えることですね。 YouTuberが集まる楽屋だと、皆頭フル回転でもう会話の戦場ですよ(笑)。
G:
僕たちは3人で活動しているので脳もキャラクターも3つありますが、一人でやっていて売れている人は企画力・編集力・キャラクター・トーク力・メンタル・持続力この6つすべてが満点に近くないと人気は出ないと思うので、本当に天才だなと思っています。
「英語でピザを注文してみたら...」

■日本と海外、YouTuberという職業に関する違い

--海外のYouTuberとの交流はありますか?また海外で活動しているからこその強みは何ですか?

G:
交流はほぼ無いですね。でも海外で活躍する僕たちの強みは、一歩先をいく海外の YouTuberの活動の仕方や流行りそうなプラットホームを見つけられることだと思います。 海外は30人くらいのグループでチャンネルを運営している人たちがほとんどなんです。 YouTuberが職業として認められている分、インターネットを仕事の軸にすることにも抵抗があまりないように思います。 その反面、日本はまだYouTuberは一つの職業としては認められていないのかなと感じることが多いです。 すでに、はじめしゃちょーがTwitterフォロワー数日本でもTOP10であるように、YouTuberがインフルエンサーとして認められて、YouTube をプラットホームとする僕たちの活動は影響力があるということを認めてもらいたいとは思います。
M:
アメリカではそうであるように、(有料サービス)YouTube Redがいつか日本に入ってきて、動画を見ることためにお金を払うことが当たり前になる時代も来ると思います。 何をプラットホームにしようとも、動画を配信できる環境があればファンの方々が付いてきてくれるくらいもっと勢力的に活動したいですし、今後も時代にあった働き方をしたいと思っています。

カリスマブラザーズ

--最後に、今後の活動への意気込みを教えてください!

G:
将来何をして働くか悩んでいた僕がYouTuberになっているので、人生何があるか本当わかりません。 生まれ変わってもこの人生を選びたいと思えるくらいやりがいを感じているので、今後もさらに活動に力を入れていきます。応援お願いします!
J:
いつかカリスマブラザーズは発信力や影響力のある土俵として確実なものになって、さらに3人が個々で力を持てるようになりたいです。 例えば、MINOが最強のミュージシャンになったとき、「あの人カリスマブラザーズらしいよ」ってなるくらい、グループの名前だけではなく個人の活躍も目立てるように頑張ります。
M:
YouTuberになって本当人生楽しいです。いつか日本でもYouTuberという仕事が認められて、インフルエンサーとして幅広く仕事ができるようになりたいですし、もちろんミュージシャンとしての活動も成功させたいです。 さらに成長を続けているカリスマブラザーズの今後と、僕自身の音楽活動にも注目してください!

取材・文:見﨑梨子(みさきりこ)

1993年生まれのフリーライター。青山学院大学総合文化政策学部に在籍。『SENSORS』をはじめ複数の媒体で記事の執筆・編集に携わる。DJとしての一面もあり、東京都内の様々なクラブで活動中。
Facebook:https://www.facebook.com/riko.misaki

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