スマホが恋のお助け役「人工知能コン」に潜入!マッチング率は43%

2015.06.22 13:00

テクノロジーが男女の最適な出会いをプロデュースする。そんな世界が訪れようとしている。5月某日に開催された「人工知能コン」。堂々とスマートフォンを片手に同じ席で知り合った男女同士が親睦を深める新感覚の"合コン"にSENSORSが潜入した。

堂々とスマホを片手に会話を楽しむ参加者たち

人工知能コンは青山のエスニックレストランで行われた。開始時間の10時分ほど前から段々と参加者が集まりはじめ、最終的に28人の男女が揃った。年齢層は20代が中心で若めの印象だが、30代や40代の方も違和感なく場の空気に溶け込んでいた。この人工知能コンはどのような仕組みで行われるのだろうか。

■人工知能コンの仕組み

会場に到着すると、参加者全員に個別に割り振られたIDが記載されたネームプレート配布される。次に、運営側が指定する会場コードを入力して人工知能コン専用のページに訪問する。そこで、自分のID、年齢や出身、仕事、好きな音楽、好きなスポーツなど、1分程度で完了する自分の自己紹介を入力すれば準備完了。気になる参加者のIDを検索窓に入力すれば、その人のプロフィールが閲覧できる。

他の参加者のプロフィールを閲覧すると、自分と共通している項目がレコメンドされ会話のきっかけを作り出してくれる。共通の話題といっても「ITテクノロジー、旅行、読書」というレベルのもの。細かい条件まで抽出しようとすると、逆に共通の話題自体がみつからなくなる可能性があるので、会話のきっかけをつくりだすという目的を達成するにはいい塩梅だ。そして、気になるお相手はスマートフォンで「お気に入り登録」をしていく。2時間半の中で、用意された6箇所のテーブルで席替えしながら他の参加者と交流し、最終的には登録されたプロフィールや、お互いに「お気入り」されたかどうか、プロフィールの閲覧数や滞在時間、競合率などをシステムが自動判定して最適な相手を紹介してくれる。

■この日は28人中12人(6組)がマッチング成立

テーブル全体が一つの話題で盛り上がるシーンも

参加者は単独か2人組で参加している方が多いためか、いわゆる「作戦会議」や「パス連携」といった合コン特有の試合感の要素が薄いカジュアルなコミュニケーションの場であることに驚く。

そんな雰囲気で人工知能コンも進み、いよいよ最後のマッチング発表を迎える。異様な緊張感が会場を包む中、進行役の男性がパソコンのキーを押すと、参加者のスマホの画面が切り替わる。次の瞬間・・・。

街コン事業を手がけるハイパーエイト五十君さんも参加。残念そうな表情。

参加者の表情を見ていると結果がすぐにわかる。嬉しそうにしている人、本心では残念なのに健気に笑っている人、心底悔しがる人。その後の会話の様子からも誰と誰がマッチングしたかもすぐわかる。この日のマッチング成立数は6組、約43%の参加者がマッチングした。この後、本当にカップルになるかどうかは本人たち次第。後日、運営側にカップル成立の旨を報告すれば粗品がプレゼントされるそうだ。

女性の参加者に感想を伺っていくと、

「無事マッチングしました!参加のきっかけは面白そうという理由です。相手のプロフィールを見て話をすることができるので、あまり気苦労はしなかったです。」

「マッチングは成立しなくて残念だったけど、自分が見られているなっていう感覚がすごいあって、結果もはっきりと出るで、ある意味の緊張感のある合コンでした(笑)」

という声を聞くことができた。

楽しそうに会話をする2人を横目に見ながら急ぎ足で帰る人がではじめ、22時半過ぎに人工知能コンは閉会した。

CCOの加藤さん(左)、鈴木さん(中央)、CEO海鋒さん(右)

この人工知能コンを運営するのは、海鋒健太さんらが中心となって創業した「Chotchy」(チョッチー)。平均年齢が20代前半の若いチームだ。当日は会の進行と、参加者のシステムサポートに徹している場面が印象的だった。既にシード期での資金調達を完了しており、今後もスケールアップに向けて様々な施策を画策中とのこと。参加はChotchyのWEBサイトから申し込みを受けている。次回開催予定は未定。

■女性はちょっとしたゲーム感覚で

大人数で開催していることもあり、終始和やかな雰囲気で実施された人工知能コン。参加料が女性のほうが安く設定されていることからも、サービス拡大の鍵となるのは「女性」の参加だ。「人工知能」というテクノロジー感が強い名称からか、筆者の見る限り比較的紳士な男性参加者が多いように思われた。がっつりとした出会いの場ではなく、カジュアルな交流の場として、女性参加者は気軽なゲーム感覚で参加すると楽しめるのかもしれない。

人工知能コン: http://ai.chotchy.net/

取材:石塚たけろう

石塚たけろう: ベンチャーキャピタルやデジタルマーケティング企業複数社での業務を経験後、大手企業とスタートアップの共同事業開発支援や、VR領域のスタートアップに参画。Webデベロッパー。@takerou_ishi

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