【GIFアニメ美術館】GIFで堪能"デジタル時代の浮世絵"

2016.05.10 11:45

毎月5万作品が投稿されるGIFアニメコミュニティ「GIFMAGAZINE」を運営する大野謙介氏をGIFアニメキュレーターとしてお招きし、GIFアニメ人気作家を『GIFアニメ美術館』連載として紹介していく。GIFアニメ人気の理由は『SNSコミュニケーションを楽しくする「GIFアニメ」人気の理由を探る』を参照いただきたい。

【今回のGIFアニメ作家】動く浮世絵 - 瀬川三十七

GIFMAGAZINEの大野謙介です。スマートフォンの普及をきっかけに再び注目を集めるGIFアニメ。そんなGIFアニメの作家・作品を紹介する『GIFアニメ美術館』。第1回目は、浮世絵をモチーフとし、日本国内だけではなく、海外でも人気のGIF作家をご紹介します。
浮世絵は、江戸時代に確立された絵画のジャンルです。葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵師の名はみなさんもご存知だと思います。浮世とは「現代風」という意味です。当時でいう現代風な生活や、文化感覚を版画により閉じ込めたフォーマットと言えます。今回ご紹介する作品は「動く浮世絵」。瀬川三十七さんの作品です。
浮世絵が江戸時代の「現代」を表したものならば、動く浮世絵はまさに現在の浮世、デジタル時代だからこそ表現できるGIFアニメーションです。その対比を深く味わいながらぜひご覧ください。

【作品1】
歌川広重「東海道五十三次 袋井」「東海道五十三次 二川」をベースとした作品です。座ってしばし休息する人、素朴な風景が広がる中を颯爽と走るセグウェイ娘、江戸時代は実はこうだったのかもしれませんね。

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[タイトル]【動く浮世絵】手段
[瀬川さんより]長い旅路、やっぱり楽をしたくなりますよね。江戸時代はこのようにセグウェイでの移動が一般的でした。

【作品2】
多くの方がご覧になったことがあるであろう、東洲斎写楽「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」をベースとした作品です。ループする面白さが生きている素敵なタライ芸です。

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[タイトル]【動く浮世絵】顔芸
[瀬川さんより]落ちてきたたらいに対する見事なリアクションを役者が披露しています。写楽が描いた顔芸は現代のバラエティ番組へと引き継がれています。東洲斎写楽「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」

【作品3】
自然とEDMが聞こえてくるGIF作品です。テーマだけでなく、光のゆらぎやリズムの心地よさ、GIFのループが生かされた素晴らしい作品です。

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[タイトル]【動く浮世絵】グルーヴ
[瀬川さんより]当時の美人の条件とはでかいフロアで回せるかどうか。扇屋!日本一!などとDJに声を掛ける「大向う」は場をさらに盛り上げます。

【作品4】
私、大野が個人的にとても大好きな作品です。GIFのループやリズムの良さだけでなく、ディスプレイに移る船の画面が二重、三重になる部分や、大名のチョイスなど、見れば見るほど瀬川さんの細部へのこだわりが発見できます。

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[タイトル]【動く浮世絵】青海原
[瀬川さんより]東海道の江尻宿で行われたボートレースの模様が浮世絵に残っています。彼らはこのコースを永遠に回り続けます。
歌川広重「東海道五十三 江尻」

いかがだったでしょうか?まさに浮世(現代)を表したGIF作品をお楽しみいただきました。 更にご覧になりたい場合は瀬川三十七さんのGIFMAGAZINE公式クリエイターページをご覧ください。
→公式クリエイターページはこちら

GIFアニメクリエイター:瀬川三十七

1988年富山県生まれ。 東京大学文学部卒業。JAPAN MENSA会員。 GIFアニメーションコンテスト「the GIFs 2015」において、2作品優秀賞受賞。 浮世絵アニメーション「動く浮世絵」シリーズを制作している。

ライター:大野謙介

国内外のGIFアニメ作家が投稿するGIFアニメコミュニティ、GIFMAGAZINEを運営する株式会社creative boxの代表取締役 兼 クリエイティブ・ディレクター。GIF制作の記事執筆やワークショップ、スポーツ業界やメーカーなど様々な企業のGIFプロモーションを実施。GIFMAGAZINE公式クリエイターと共にGIFやシネマグラフの制作・ディレクションを担当。

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