カメラ技術をフル活用 3DのGIFアニメ【GIFアニメ美術館】

2016.05.16 10:15

毎月5万作品が投稿されるGIFアニメコミュニティ「GIFMAGAZINE」を運営する大野謙介氏をGIFアニメキュレーターとしてお招きし、GIFアニメ人気作家を紹介していく『GIFアニメ美術館』、第一回目はGIFアニメ浮世絵を紹介した。GIFアニメ人気の理由は『SNSコミュニケーションを楽しくする「GIFアニメ」人気の理由を探る』を参照いただきたい。

【今回のGIFアニメ作家】立体写真GIFアニメ - 吉長博

GIFMAGAZINEの大野謙介です。スマートフォンの普及をきっかけに再び注目を集めるGIFアニメ。そんなGIFアニメの作家・作品を紹介する『GIFアニメ美術館』。第2回目は、2Dなのに3Dという不思議な立体写真GIFアニメをご紹介します。
立体写真GIFアニメは「Nishika N8000」などの多眼カメラという特殊なフィルムカメラで撮影します。例えば「Nishika N8000」であればレンズが4つ横並びになっているので、1回のシャッターをきれば、見る視点を少しずらした4枚の写真を同時に撮ることができます。その視差を利用して立体写真GIFアニメを作成できます。

多眼カメラの本来の利用方法GIFアニメでは無かったのです。レンチキュラーと呼ばれる、「見る角度によって異なる像が現れる写真」を撮影するために登場したカメラです。レンチキュラーのプリントサービスがなくなって出番を失いかけた多眼カメラでしたが、スマートフォンの普及により、画面上に立体視のGIF画像として表示出来る様になりました。
今回紹介するGIFアニメ作家、吉長博さんは立体写真GIFアニメで、GIFアニメコンテスト「theGIFs」アート部門賞を受賞されています。立体写真GIFアニメは2Dと3Dを共存する幻想的なジャンルです。ぬるぬる動く不思議な世界をお楽しみください。

【作品1】
水がほとばしる瞬間を立体写真に収めた作品です。まるで魔法を見ているような時間をGIFに凝縮して表現しています。リズムよく繰り返すことでずっと眺めていられる作品です。

GIFMAGAZINE_yoshinaga1.gif

[タイトル]【切り花... wiggle3D】
camera : nimslo 3D

【作品2】
ライトブラスターを使用することで、立体写真により幻想的で印象深い作品になっています。

GIFMAGAZINE_yoshinaga2.gif

[タイトル]【すなにぎり LightBlaster wiggle3D】
camera : nimslo 3D + LightBlaster

【作品3】
たまねぎを持った吉長博さんご自身の立体写真GIFです。ジーっと見つめれば見つめ返してくれます。たまねぎが手前にあることにより、より遠近感を感じられます。

GIFMAGAZINE_yoshinaga3.gif

[タイトル]【tamanegi】
camera : nimslo 3D + LightBlaster

【作品4】
シャボン玉が広がる瞬間の立体写真GIFアニメ。吹き出す瞬間のあの気持ちよさを閉じ込めています。

GIFMAGAZINE_yoshinaga4.gif

[タイトル]【電動バブルメーカー】
camera : nimslo 3D

いかがだったでしょうか?今回は立体写真GIF作品をお楽しみいただきました。 更にご覧になりたい場合は吉長博さんのGIFMAGAZINE公式クリエイターページをご覧ください。
→公式クリエイターページはこちら

GIFアニメクリエイター:吉長博

フリー映像クリエイター。東京を中心に活動。動く立体写真GIFはGIFアニメコンテスト「theGIFs」で、アート部門賞を獲得。アクション映画好き。落語好き。SF好き。洋楽好き。立体写真好き。

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ライター:大野謙介

国内外のGIFアニメ作家が投稿するGIFアニメコミュニティ、GIFMAGAZINEを運営する株式会社creative boxの代表取締役 兼 クリエイティブ・ディレクター。GIF制作の記事執筆やワークショップ、スポーツ業界やメーカーなど様々な企業のGIFプロモーションを実施。GIFMAGAZINE公式クリエイターと共にGIFやシネマグラフの制作・ディレクションを担当。

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