フォロワー155万人!日本の"カワイイ"を発信する『ほしのまあ』

2015.04.19 18:00

ほしのまあさんはスマホ着せ替えアプリCocoPPa(ココッパ)で全世界で155万人を超えるフォロワーを持つ人気のイラストレーター。ほしのさんが描くイラストは世界中の人々から「カワイイ!」と絶賛されている。彼女の感性はどのように形成されたのか。仕事場でもあるほしのさんの自宅にSENSORSが訪問した。


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ほしのまあさん。取材陣が自然と優しい気持ちなってしまうほど柔らかい雰囲気を持つ。


CocoPPaは、ユーザーが投稿したアイコンや壁紙を使って自分のスマホのホーム画面を自由に着せ替えることができるアプリ。画面を可愛くデコレーションできることから女性に人気で、総ダウンロード数の9割近くがアメリカを中心とした海外であるということが特徴。


■少女漫画にインスピレーションされたキャラクターデザイン


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ほしのさんは、CocoPPaが初期の頃からイラストを投稿している人気イラストレーターで、全世界から155万人以上のフォロワーが存在する。パステル調に彩られ、丸みを帯びたキャラクターが世界中のユーザーから賞賛を受けている。ほしのさんはこの自身のイラストには幼少の頃から大好きだったという少女漫画の影響を受けているという。


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ほしの:小学生の頃から漫画が好きで、昔は漫画家を目指していただんです。少女漫画のカクカクしたりキラキラした表現に憧れていて、ずっと練習していたのですがなかなか上達しなくて...。そこで、逆に簡略化した表現をしてみようと思ったのが今のイラストの原形にあります。特に好きだった作品は「姫ちゃんのリボン」と「コジコジ」ですね。「姫ちゃんのリボン」は昭和っぽい画がすごい好きでした。「コジコジ」は人間じゃない感じのギャグっぽいキャラクターにハマってましたね。


PCに向かいイラストを描くほしのさん。この時は10分程度で一つの作品を完成させていた。


水沢めぐみ先生の「姫ちゃんのリボン」は、主人公が魔法の国の王女様から受け取った人間界にいる人間なら誰でも変身できる能力を持つリボンを使い様々な出来事を巻き起こす作品。さくらももこ先生の「コジコジ」はメルヘンの国に住む癖のある住人達が織り成すギャグ漫画。ギャグタッチな作風でありながら、時折、真理をつくような深い問いかけをすることもある。水沢先生のいわゆる"少女漫画"な作風と、さくら先生のやわらかい作風がほしのさんの発信する「カワイイ」作品に大きな影響を与えているようだ。


■世界中のファンとの交流で進化する「カワイイ」


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ほしのさんのフォロワー画面。インドネシア、中国、メキシコ、アメリカなど国際色がとても豊かだ。


ほしのさんは、世界中のフォロワー達とはどのようなコミュニケーションをとっているのだろうか。いまはCocoPPaにはユーザーからのコメントを自動翻訳する機能がついているが、翻訳機能がつく前までは外部の翻訳ソフトを使いながら世界中のユーザーとコメントのやりとりをしていたという。中にはどの国の言葉かわからず困惑したこともあったそうだ。喜び方を一つとってもそれぞれの国ごとの特徴があるようで、自分のイラストが世界中で評価されていることが自信に繋がっているとも語っていた。各国の人々コミュニケーションをとる中で、ほしのさんのイラストも変化しているという。


ほしの:CocoPPaを知った時、はじめは自分のスマホ画面をデコレーションするためにイラストを描いていました。友達から「それ商品にもできるよ!」って言われることもあって、たくさん作品をアップするようになりました。その当時はセーラー服を書くのが好きで「クラスに居そうな女の子」っていうシリーズがすごく人気でしたね。日本人の女の子を描くことが中心だったのですが、海外のフォロワーが増えてきて、最近はいろんな国の人たちのことを意識するようになりました。髪の色も黒だけでなくて、金髪やグラデーションがあるものも描いてます。また、お子さんに受け入れられやすいことを大事にしています。子どもがみて「ほわっと」なるようなイラストにしています。


世界中のユーザーと交流する中でほしのさんが作り出す「カワイイ」も国際基準に進化しつつあるようだ。現在、彼女は会社を退職しイラストレーターの仕事を主軸に活動している。「世界で活躍できるイラストレーターになりたい!」と力強い意気込みを見せていた。


(SENSORS編集部 構成・文:石塚たけろう)

石塚たけろう:ベンチャーキャピタルやデジタルマーケティング企業複数社での業務を経験後、広告会社にてスタートアップと大企業の共同事業開発モデルであるコーポレート・アクセラレーターの運営に携わる。フロントエンドエンジニア。@takerou_ishi


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