岡崎体育「MUSIC VIDEO」MVの"あるある"をMVに 制作のきっかけとは

2016.04.25 18:00

5月18日発売のアルバム「BASIN TECHNO」でSMEレコーズよりメジャーデビューを飾る、京都出身のソロ男性アーティスト「岡崎体育」。出身地・京都に因んで自ら命名した「BASIN TECHNO(盆地テクノ)」を掲げている。公開一週間弱で78万回以上再生(4/25現在)と話題になっているのが「MUSIC VIDEO」のミュージックビデオだ。

つまり、「カメラ目線で歩きながら歌う」「泣かす・踊らす・音楽聴かす・窓にもたれさす・倒れさす」「オフショットの笑顔が素敵」など、ミュージックビデオの"あるある"について歌ったのが(歌詞自体もその"あるある"を綴ったもの)、この「MUSIC VIDEO」という楽曲のミュージックビデオ。

つい「こういうシーン、確かにある!」と最後まで見てしまうこのミュージックビデオはどのように思いついたのか?自主制作アニメ「寿司くん」なども手がける監督「寿司くん」にコンタクトを取った所、岡崎体育・寿司くん、両氏にコメントを頂くことが出来た。両氏は京都の宇治中学校軟式テニス部OBで、先輩・後輩にあたるという。

■「ミュージックビデオのことをそのまま歌にしたら面白いんじゃないか」に行き着いた経緯

--このMV制作のアイデアが出たきっかけはなんでしょうか?

岡崎体育:
2010年代において、予算や費用の少ない中で活動するインディーズアーティストが知名度を上げるためには、ハイクオリティで類を見ないミュージックビデオのアウトプットが最も重要だと考えています。それを念頭においた上で色々な打ち出し方を探りましたが、結局もう「ミュージックビデオのことそのまま歌にしたら面白いんちゃうかな」というメタ表現に行き着きました。 きっかけとかは特になく、急にフワッとそういう方向に行き着きました。

--紹介する「あるある」はどのように洗い出していったのでしょうか。

岡崎体育:
インディーズバンドを中心に、YouTubeで様々なミュージックビデオを観ました。その中から、よく出てきた映像技法や演出をリストアップし、我々のミュージックビデオ制作の予算と向き合った上で実現可能なものを歌詞に落とし込んでいきました。

--実際に「あるある」を撮影してみて感じたことを教えてください。

寿司くん:
岡崎さんから歌詞を頂いてからすぐに絵コンテを描く作業に取り掛かったのですが、その間はあえて他のミュージックビデオ作品を参考にしないようにしていました。アングルやカット割が特定の作品に似すぎてしまうとただのコピーになってしまうと思ったので、その辺りは気をつけていました。
実際に撮影してみると、とにかくカット数が多くロケ地の移動距離も尋常じゃなかったので、全部撮り終えるのに本当に100時間ぐらいかかりましたね。撮影は基本的に僕と岡崎さんと岡崎さんのマネージャーさんの計3名のみで行ったのですが、移動費用や拘束時間のことを考えてもこの少人数スタッフだからこそ可能な撮影だったと思います。

--今後取り組みたい映像表現はありますか?

寿司くん:
これまで低予算でアイデア勝負の映像を撮ることが多かったので、少し予算をかけた作品も作ってみたいです。例えば、岡崎さんだったらミュージカル風の映像とか面白そう。セットもちゃんと造って。ミュージックビデオの主役は音楽なので、楽曲の良さを120%引き出せる映像を目指したいです。今後の動きにぜひご注目お願いします。

5月18日発売のアルバム「BASIN TECHNO」(SMEレコーズ)の詳細は公式サイトより。初回生産限定盤は「MUSIC VIDEO」ミュージックビデオも収録されたDVD付だ。

取材:市來孝人

SENSORS Web副編集長
PR会社勤務を経てフリーランスのWebエディター・インタビュアー・ナレーターなどとして活動中。また、タレント・企業トップなど個人に特化したPR・ブランディングにも携わっている。活動拠点は東京&福岡。1985年生まれ。
Twitter:@takato_ichiki / Instagram:@takatoichiki

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