今知っておくべき、日本が世界に誇るAI x 最新認識技術の最前線

2017.04.04 11:00

3月23日に開催されたSENSORS IGNITIONで行われたNECスポンサーセッション「AI x 最新認識の最前線」。 スピーカーにNEC 放送・メディア事業部 新事業推進部長 米田大介氏、NECソリューションイノベータ イノベーション戦略本部 戦略グループ 主任 花ケ崎伸祐氏、そしてモデレーターにライゾマティクス 齋藤精一氏を迎え、NECが誇る画像認識技術とAI技術の事例を紹介した。
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ライゾマティクス齋藤氏(左)、NEC米田氏(中)、NECソリューションイノベータ花ケ崎氏(右)

■NECが多様なテクノロジーを生み出す理由とは?

齋藤:
現在、NECとして取り組まれている事例を教えてください。
米田:
パブリックセーフティやセキュリティなどの映像解析の技術においてはかなり前から開発を行っています。その映像認識をAIと組み合わせることでより高度な見える化の取り組みをしています。
今回の展示では、多人数が在籍するアイドルグループのメンバーをコンテンツ映像からリアルタイムでの顔認証や、顔画像から年齢、性別、笑顔度などを解析しています。これまでセキュリティ分野で多く活用されていた顔認証技術をコンテンツ等の他分野で活用することで新しいデータを取得し、AI用のマーケティングデータとしての活用もできる取り組みをしています。
齋藤:
正直、NECは非常に堅い会社だなって思っていましたが、今回だいぶ印象が変わりました(笑)。
米田:
実際には堅い会社なんですよ(笑)。ですが、多業種のお客様とのコラボレーションを通して新しい技術の使い方を見つけていくという流れが、今日の成果につながっています。
花ケ崎:
AIと映像認識の最前線というテーマですが、NECではさまざまな画像認識を得意とし、多くの画像検出/認識技術を持っています。これらの技術を多業種のお客様の色々な課題と組み合わせて日々新しいソリューションを作っています。
その中でエンターテインメント関連の事例を少し紹介します。
まず、ある演芸劇場での観客の笑いを分析した事例です。これは笑福度診断で笑いを数値で見える化したのです。演者さん達にとってはとてもプレッシャーが高かったと思います(笑)。
また、「ゼッケン番号読取エンジン」はマラソンランナーのゼッケンを読み込んでランナーを自動的に認識するというサービスも提供しています。
そして、少しエンタメとは異なりますが、「フィッシュカウンター」というパイプの中を泳ぐ魚の数をスマートフォンアプリで自動にカウントしてくれるというサービスも開発しています。
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(NECソリューションイノベータ花ケ崎氏)
NECがなぜそんなテクノロジーを作っているの?と言われることも多々あるという

■NECが目指す未来のカタチとは

齋藤:
NECの技術はどのような未来に向かっているのでしょうか?
花ケ崎:
IoT、ドローンやデジタルサイネージ、そしてロボットにカメラが搭載されていることが多いと思いますが、そのような目や脳となる重要な技術の役割を担い、またより高度なAIと接続することで、例えばロボットが周囲を自動的に認識し自発的に動いて仕事してくれるというような将来を目指しています。
齋藤:
IoTという名前が付く前からNECは本事業を行っていたと思うのですが、エンターテインメント事業に参画し始めたのは最近のことでしょうか?
米田:
最近ですね。近年NECの顔認証システムが広く認知されるようになり、多くのエンターテインメント業界の方からお声掛けをいただいています。ここでの「共創」が新たな可能性を育んでいます。
齋藤:
僕自身エンターテインメントには大きな可能性があると思っています。経験体験を通して面白いとかカッコイイとかいろいろなことの「入口」になると思っていて、日本はその中でもエンターテインメントは強みがあると思っています。 NECの企業ブランドメッセージでもある"Orchestrating"の通り、もっとコラボレーションが促進されるともっと面白いことになると思っていますが、いかがでしょうか?
米田:
その通りですね。自社だけで考えていても限界があります。やはり第三者からの考えやアイディアを入れていくことでさらに新しい技術の提唱ができ、提案が出来るようになると信じています。
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(NEC米田氏)
これからもより多くの企業様とのコラボレーションを積極的に取り組んでいくとのこと

■世界に誇る日本のオンリーワン、ナンバーワン技術

齋藤:
最後に顔認証技術において、他社との違いがありましたら教えていただけますでしょうか?
米田:
画像認識、顔認証の技術においてはオンリーワン、ナンバーワンの技術をNECとして幾つか保持しています。また、AIの解析エンジンでも複数のオンリーワン、ナンバーワンと呼べる技術を持ち合わせています。そのふたつを組み合わせることで、新しい価値を生み出せるということがひとつ大きなNECの特徴だと思っています。また、他社との「共創」に対応出来る組織力もNECの強味の一つだと思っています。
花ケ崎:
新しいモノ・サービスを生み出すだけでなく、既存の仕組みの効率化、省力化技術と地方創生の組み合わせを行っていることも、NECならではだと思っています。
齋藤:
これからも世界の企業、そして人々と共創し新しい価値を生み出すことで生活者の未来と創り上げるNECの活動を楽しみにしています。 ありがとうございました!
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【SENSORS IGNITION 2017 レポート】
キーノート『グローバルに通用するクリエイティブとは?』
セッション『VRクリエイティブ最前線』
NECスポンサーセッション『AI×映像認識の最前線』
セッション『近未来社会予測 ~AI、ロボット~』
セッション『メディアの先駆者が語る!これから生き残るコンテンツとは?』
HAROiDセッション『テレビ×ネットで生み出すTVCMの新しい価値』
セッション『日本3.0 日本の将来、何に投資すべきか?』

ライター:中村寛子

大学を卒業後、グローバルデジタルマーケティングカンファレンス、ad:tech/iMedia Summitを主催しているdmg::events Japan株式会社(現Comexposium Japan)に入社。 ad:tech tokyo 2010より、主にコンテンツプログラムの責任者として従事。 また、東京開催以外にもad:tech kyushuやiMedia Brand Summit, Data Summitなど8つのカンファレンスローンチを展開。2015年11月にmash-inc.を設立し、現在女性well-beingを軸に新しいサービスの立ち上げをしながら、プロジェクトベースでプラニング、PRなどにも携わっている。

写真:松平伊織

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