【台湾×スタートアップ】「COMPUTEX」で見つけた、台湾発 注目プロダクト5選

2016.06.09 17:00

5月31日から6月4日まで台北で開催された、台湾はもちろん各国の企業が新製品や新技術を発表する一大ショーケース「COMPUTEX TAIPEI 2016」。今回はスタートアップに特化したエリア「InnoVEX」に出展していたサービス・プロダクトのうち「台湾生まれ」のものに特化し紹介する。
関連記事:開催36年目・台湾の一大ショーケース「COMPUTEX」主催者に聞く 台湾×スタートアップのいま

36年の開催となったCOMPUTEX、今年は「InnoVEX」という、スタートアップ企業に特化したエリアが初めて登場した。ここには台湾はもちろん、世界各国から217のスタートアップが集結。出展社の中には日本語を話せるスタッフがいたり、日本語のパンフレットがあったりと、日本への進出の意欲を見せるスタートアップも。

4会場にまたがって行われたCOMPUTEXの中でも、コンパクトな会場の中に新たなサービス・プロダクトが所狭しと並んだ、特に熱気を感じた当エリア。今回はこのエリアから「台湾発」の企業に特化してブースをリサーチ。SENSORSが注目したサービス・プロダクト5つを紹介する。

computex_2_1.JPG

TAITRA(台湾貿易センター)副秘書長 葉明水氏

computex_3.JPG

「InnoVEX」エリアの一角

女性や子どもの身を守るスマートホイッスル「WISO」

「COMPUTEX d&i rising star award」を受賞した、夜の帰り道やランニング時などに便利なスマートホイッスル。吹くか二秒押し続けると、通話・SMS・Eメールにて位置情報を送信。あらかじめ登録された家族・恋人・友人などのスマホに位置情報が送信され、すぐにどこで助けを求められているかが分かる。
ホイッスル型の「SafSmart Whistle」 と、人気のキャラクターを模した子ども向けの「Safety Companion」がある。今年の夏には日本への進出予定もあるそうだ。

computex_2_2.JPG

VR×インテリア 部屋に合うか事前に試せる「iStaging」

「iStaging」はスマホのカメラを活用し、カメラの先に映る景色と、3Dモデルの家具を照らし合わせて、実際に家具をその場に置いた様子をアプリ上で体験出来る。「ここにこの家具を置いて、果たして似合う?」という悩みを事前に解決することが出来、今後はアプリ上での購入機能も実装予定とのことで、家具メーカーやデザイナーにとっても自らの家具を認知・購入してもらう新たなチャンスとなりそうだ。
日本への進出はこれからで、「パートナーを探している」とのことだが、実用的かつポップな雰囲気が日本でも受け入れられそうだと感じた。日本版のApp Storeでもアプリはダウンロード可能なので、試してみてはいかがだろうか。

エアコンをいつでもどこでも管理「LeOne」

日本語のパンフレットには「スマートクラウドエアコン管理家」と綴られていた「LeOne」。スマホとはWi-Fiもしくは無線LAN、エアコンとは赤外線通信でそれぞれ接続され、スマホ経由で時間予約や温度調整などのエアコン操作がどこでも出来る。これからの季節、「エアコンを消し忘れた!」「そろそろ帰るからOnにしておこう」などといったシチュエーションに便利だろう。日本メーカーも含めた大手メーカーのエアコンに対応しているという。

プロジェクションマウス「ODiN」

昨年のCOMPUTEXで「COMPUTEX Design & Innovation Awards」を受賞。今年も出展されたこのプロダクト。
このロボットの顔のような形をしたデバイスをPCに接続すると、目の前に"マウス"が投影され、卓上でマウスと全く同じ機能を使用出来る。「ODiN」はポケットに入るほどの小さなもの。マウスを使いたいけど場所を取りたくないシチュエーションや、出先での使用に役立ちそうだ。日本では、Amazon.co.jpでも購入可能となっている。

computex_2_3.JPG

光で施錠から決済まで「LiFiKeys」

ピッチコンテストでLINE Protostar Special Award(特別賞)にも選ばれた、スマホから発せられる「スマートフラッシュライト」で支払い、カギ、サイン、証明などが出来る「LiFiKeys」。これは「VLC (visible light communication technology 可視光通信技術) 」という日常的に使われている室外・室内の照明、信号、展示照明、広告板などの光をデータ通信用のシグナルとして使う技術を活用したもの。
「Wi-Fiと同じようなデータ通信を電波ではなく光で行います。Li-FiはWi-Fiを補足する技術とされるかもしれません。もし使用者の端末がLi-Fiの領域(電球の下など)に入ったとすると、Wi-FiからLi-Fiに切り替わり、データ通信性能が跳ね上がるようになるかもしれません」(広報担当者)。日本での展開意向もあり、今後パートナーを探していきたいとのことだ。

取材:市來孝人

SENSORS Web副編集長
PR会社勤務を経てフリーランスのWebエディター・PRプランナー・ナレーターなどとして活動中。「音楽×テクノロジー」の分野は特に関心あり。1985年生まれ。
Twitter:@takato_ichiki / Instagram:@takatoichiki

最新記事