「1ヶ月でサービスを形に出来る」TECH::CAMP--プログラミングスキルがこれからの時代に必要な理由

2016.04.18 16:30

TECH::CAMPは、サービス開始から1年半で"未経験からサービスを生み出せるようになったエンジニア"を2,500人以上輩出している。運営元である株式会社div真子就有氏に、「なぜ未経験者が1ヶ月でサービスを生み出せるようになるのか?」「なぜこれからプログラミングスキルが必要だと考えるか?」といった観点でお話を伺った。

■1ヶ月でプログラミングスキルを身につけられるTECH::CAMP

TECH::CAMPは「人生を変える1ヶ月」をコンセプトに、"プログラミング未経験者が1ヶ月で自分の作りたいサービスアイデアを形にする事が出来るプログラミングスキルを身につけられる" スクールだ。

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TECH::CAMP サイトより

真子氏によると、近年IT業界での成功事例が多く出て来ていることもあり、「サービスを作りたいからプログラミングを習得したい」という志向の方が増えている。しかし彼らは、独学もしくはオンラインや講義形式のスクールでのプログラミング学習を行うものの、サービスを作れるようになるまでに挫折してしまう方が多いという。
特に「プログラミングは1文字間違えただけでエラーが出る」という性質を持ったものなので、エラーが出ると、「どこで間違っているか・それをどう直すのか」わからなくなり、挫折してしまう人が多いそうだ。そういった従来のプログラミング学習上のハードルをTECH::CAMPはどのように解決し、多くの卒業生を輩出するスクールに育てあげてているのだろうか。

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株式会社div代表取締役 真子就有氏

--なぜTECH::CAMPでは未経験者が1ヶ月でプログラミングスキルを身につけることができるのですか?

真子:
僕自身は学生時代にプログラミングの勉強を始めたのですが、サービスを作れるレベルのプログラミングスキルを身につけるのに、1年半かかりました。一方で、起業した会社で採用したプログラミング未経験の学生インターン生たちは、次々と、約1ヶ月でサービスをリリースできるレベルのプログラミングスキルを身につけていったのです。
この現状を最初は自分とインターン生の能力の差異から生じているという風に考えていました。しかし現状を冷静に分析をしてみると、効率よくプログラミングスキル習得ができるかどうかは、"わからないところがあったら、その場ですぐにエンジニアに質問が出来て解決ができる環境があるかどうか次第なんだ"ということに気づきました。
そこから、わからないところをすぐエンジニアメンターに質問できる環境こそ最高のプログラミング学習環境だと定義し、TECH::CAMPのプログラムを作っていきました。
TECH::CAMPはこういったプログラミング学習に最適な環境を作っているからこそ、1ヶ月という短期間で受講者さんがプログラミングスキルを身につけられると考えています。

---TECH::CAMPは具体的にどのような特徴のある環境なのですか?

真子:
こだわっているポイントは大きく3つあります。
1つ目は「わかりやすさにこだわり、今までに5,000回以上アップデートされているオリジナルカリキュラム」です。例えば、本は一度出版すると改善する事がなかなか出来ないですが、オンライン教材はすぐに改善することができます。受講生の方々に質問を受けた箇所は2度と質問が起きないようにという心持ちで日々アップデートを繰り返しています。
2つ目は「優秀なエンジニアメンターにわからない場所がでてきたらすぐに質問できること」です。合格率10%の難関をくぐり抜けてきた優秀なエンジニアたちが、オフラインでもオンラインでもすぐさま質問に対応します。受講中は毎日11時から23時まで、土日祝日含めて可能です。
3つ目は「受講生の方々のモチベーションサポートを徹底すること」です。進捗の遅い受講生の方々には電話や面談でのフォローをしており、「プログラミング版ライザップ」と受講生の方々からおっしゃっていただくこともあります(笑)。受講生の方々の成果にしっかりコミットしますよ。
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TECH::CAMP サイトより

■FacebookやGoogleの社長はエンジニア出身だから、自分もプログラミングスキルをつけよう

--このようにプログラミングの重要性を見据え、TECH::CAMPを手がける真子さんですが、プログラミングに関心を持つようになったきっかけはどのようなものだったのですか?

真子:
昔から「人と同じは嫌だ」という性格で世の中に大きなインパクトを与えたい」という漠然とした思いを持ち、福岡から上京し青山学院大学理工学部に入学したものの、1年生の時は何をすれば良いかわからず、サークルの友達と遊び尽くすような毎日でどこか虚しく、夢中になれるものを探し始めていました。
大学2年生の時からビジネスコンテストなど外部の活動をする中でスタートアップ業界を知るようになり、「FacebookやGoogleの社長はエンジニアだから、自分もプログラミングスキルをつけたら世の中に大きなインパクトを残せるに違いない」と考えたのが、プログラミングに興味を抱くようになったきっかけでした。

■国語を勉強するように、プログラミングを勉強する時代になる

--その後TECH:CAMPを立ち上げ今に至る真子さんですが、これからのプログラミング教育をどのように捉えていらっしゃいますか?

真子:
現在、TECH:CAMPに参加してくださっている方々は、「プログラミングスキルの習得を通じて、自分のキャリアの可能性を広げたい」という考えを持っている方々です。TECH::CAMP卒業後、「起業・キャリアアップ・サービスづくり」という道で活躍される方々が多くいらっしゃいます。
私は、ゆくゆくは"世界中の人たち全員"にプログラミングスキルを身につけて欲しいと思っています。なぜかというと、これからはあらゆる産業がITと絡んでソフトウェア化されていくと思うためです。たとえば、本はKindleに、DVDはHuluになりました。こういった流れが今後どんどん加速し、あらゆるものがソフトウェア化していくのです。
この流れがどんどん加速して行きます。ソフトウェアはプログラミングで動いています。そして、そのプログラミングをできるのはエンジニアなのです。今当たり前のようにやっている仕事は、多くがプログラミングによってソフトウェア化されます。だからこれからの時代はプログラマーの活躍の場がさらに増えると思っています。プログラミング学習が学校で国語の勉強をしているのと同じような感覚に、10年以内にはなってくると思います。
また、VRの動きにも注目しています。VRは、スマホの次にあらゆる産業を飲み込むプラットフォームになります。例えば、コンサートや旅行業などの体験型のコンテンツを飲み込んでしまうでしょう。大局としてあらゆるビジネスがソフトウェアに置き換わっているのは否定できない事実です。
全てがソフトウェアになっていくということはそれだけ作り手が必要になるということです。ソフトウェアはプログラムで動きます。プログラムはエンジニアが書きます。つまりVR・AR分野のエンジニアリングスキル教育ビジネスの需要が生まれる可能性は高いと考えております。
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短期的には年間1万人以上のサービスを作れるエンジニアを輩出する、日本一のイノベーティブな人材輩出企業になりたいと語る真子氏。 またエンジニア・デザインリソースとサービス開発ナレッジの多い社内環境の強みを活かし、スクール事業に留まらず新しい事業も積極的に生み出していきたいとのこと。これからのdiv社の挑戦からも目が離せない。

取材・文:竹田匡宏

1991年生まれ。早稲田大学人間科学部在学中。趣味は、美味しいものを食べ歩いて発信すること。夜は恵比寿でバーテンダーとしても働く。最近はデザイン、プログラミングに没頭。
Twitter:@takeee814

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