「オキュフェス」主催者にOculusの今後の可能性を聞いた

2014.11.20 21:07

バーチャルリアリティー(VR)の世界に革命を起こしている『オキュラスリフト』。今年3月には、ソーシャルネットワーク大手のフェイスブックがオキュラスVR社の今後の可能性を感じ、およそ2000億円で買収したことでも話題となった。また、アーティストの倖田來未が世界初となるオキュラスリフトを使った360度体験型ミュージックビデオを作成するなど、エンターテインメント業界にも、大きな影響を及ぼしている。 そんなオキュラスリフトで見られるソフトの開発者たちが一堂に会し、最新のオリジナル作品を出展する発表会「オキュフェス」にSENSORSが潜入。オキュフェス代表の高橋建滋氏に話を聞いた。


ocu1.jpg
【NPO法人オキュフェス代表 高橋建滋氏】


■安価がもたらしたソフト開発の広がり


--「オキュフェス」開催のきっかけは?
高橋:オキュラスを手に入れてから、オキュラスソフトを作るのが楽しくてたくさん作っていたんですが、それを発表する場が無かったんです。自分の周りの人に体験してもらってもせいぜい10人程度。もっと多くの人に体験してもらいたいと考えた時に、自分たちで場所を作るのが一番イイと。それで、同じような思いの仲間に声をかけて、それぞれ自慢のソフトとハードを持ち寄って開催したのが始まりです。


--オキュラスが他のVR系機器と違うところは?
高橋:決定的に安い!今までの業務用って700万円くらいしたんですよ。700万円だと使えるのが企業だったり研究所だったりするんですね。それが3万5000円で買えるんです。個人で買えるので、各々自分の作りたいソフトを好きなように作れるようになったんです。


ocu2.jpg

【アイテムを連動させた、アトラクション性が高いものが多く出展されていた】


オキュラスリフトは、およそ3万5000円という低価格。さらに、期間限定でソフト開発のプログラムの無償提供を行ったことで、個人でもソフト制作が手軽にできるようになり開発者の裾野が広がったといいます。



■この先オキュラスは日常のあらゆる場所に入り込む


-- オキュラスが見せる未来とは?
高橋:一番究極的な事を言えば、今のスマホみたいに誰もが普通に持っているものになるんじゃないかと。
オキュラスに限らずヘッドマウントディスプレイというものが、日常のあらゆる所に入り込んでいくと思っています。


-- エンターテインメントの分野では?
高橋:例えば、2020年の東京オリンピック。会場のあらゆる場所にカメラを仕込んでおけば、自分の好きな視点で競技を見られるなんてことも考えられます。
聖火台から見たいと思えば、聖火台に立っている視点で見られるし、ピッチの真ん中で見たいと思えば、自分がピッチに立っているかのような感覚で見ることも出来る。
さらに、アーティストのコンサートなどでも同じように、見たい場所からの視点で楽しめる。そんな未来が来るんじゃないかと思っています。


オキュラスを始めとするVR機器はまだまだ一般的ではない。しかし確実にその進化は加速しており、普及していっているのである。VRが当たり前の未来の世界。そう遠くはない。


<文:SENSORS編集部>

おすすめ記事

最新記事